2009年6月29日月曜日

1X08A010 石田 雄一郎 A++    







「からだ/美」
節骨隆々たる男性の腕が、鉛筆画によって克明に描写されている。この眼を釘づけにする描写に対応するものは、便所で見られる男女の記号的図象であり、色彩を脱色された腕のそれである。後者が男性の社会的「sign」であり、前者はRealな「image」である。この両端に対比・対立する方向の中で、「既存」というシステムが成立し、眼に見えるようにされている。(入江)

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