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2010年3月10日水曜日

1X08A060 Saitoh Yoko A++







綿棒を軸の重なりの方向と、綿部分の重なりの方向でずらすことを発見して組み立てた作品。前者は整合性として表現し、後者は軸方向に力が加わって歪曲した面を作り出している。白、黒の区分とともに、既成部材の属性を巧みに立体のリズムとして描き出している。(入江)

2010年3月7日日曜日

1X08A060  Yoko Saitoh A+++







顔の描き方が、有無を言わせず凄いの一言に尽きる。様々な色を筆跡が分かるように重ねて暗闇の中から化粧された皮膚が浮き出ていて見事である。(箕原)

1X08A060 才藤 瑶子

2009年10月28日水曜日

1X08A060 Yoko Saitoh A++







白い無機的な箱の割れ目からぬるぬるとした、なめまかしいツヤを持った粒子がのぞき、小さな粒子は外にこぼれ、あふれ出している。この「流出」の様相がつながる形なのであろうか。(池村)

2009年10月1日木曜日

1X08A060 Yoko Saitoh A++







びょうぶのような板状なものを立て黄色のシロップが覆われたケーキのような作品。空間のひろがりをもちながら、白と黄が食欲をそそる。ヨコの筋と黄のたれた感じがうまいバランスをとっている。(日置)

1X08A060 才藤 瑶子 A+++







「亀裂と果肉」普段見慣れたザクロの実であるはずのものが、ここに描かれているのは尋承なものではない。中に入って見た絵との取り合わせ、レイアウトも優れており、作者の強烈な意識を感じさせる秀作である。(箕原)

1X08A060 YOKO SAITO A++







「大地」に住まうと普通に考えると思いつかないような、崖にフジツボのようにへばりついて垂直に住まう家。既視感があるようでいて無いような不思議な状況が広がっている。(池村)

2009年6月5日金曜日

1X08A060 才藤 瑶子  A++






「尽きる」
尽きるというサブタイトルが効いている作品である。今にも壁からおり堕ちそうになる兵士の手だろうか。何かを必死に掴みとろうとする手だろうか。戦慄を表現するディテールである。(入江)

2009年6月4日木曜日

1X08A060 YOKO SAITOH A++






「潰」
新聞紙をグチャグチャにして塗料をかけ、エナメル室の液や光る破片をふりかけたりしている。陶器による脳の皮質に見えてくるから不思議だ。この質感と造形力が魅力であり、満員電車の苦しみも捨てたもんじゃない。(入江)

2009年5月20日水曜日

1X08A060 Yoko Saitoh A++






「Bubble Sheets」
「Bubble Sheets」と題した作品。気泡の粒が一つの単位として考えたのだろう。壜、ナイフ、バナナという対象がそれらの気泡の集合体によって包まれることによって別のものになる。もっと言えば、気泡の層によってその意味を失ったり、見えが違ってくる。微妙な意味変換を包むものと包まれたものの関係で問うた佳作。(入江)

2009年4月30日木曜日

1X08A060 SAITO YOKO A++







精巧に作製されたプラスチック(黒)の箱に貫入する樹脂系のボルトが貫入した表現。そのカモフラージュを超えて、一面だけ黒く塗り潰し、その面を擦りおとすことによって光を取り入れ、闇の空間に緑とピンクを主調とする色光の筒が挿入されている。闇の中に微妙に揺らぐ色光が、外面の堅固性に対して強い対比を作り出しているところがおもしろい。(入江)